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下の5章を順番に、具体例と打ち手まで通しで解説します。要点と章立ては、このページで先にご確認いただけます。
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「導入しないと御社は取り残されますよ」。今年、この営業トークを受けていない会社はほぼありません。ただ、中小企業の多くはまだ導入すべきではない。その「まだ」が何を指しているのかを、10項目で正確にします。
この回の流れ
0:54チャットAIとエージェントの違い指示と回答の関係がチャットAI。目標を渡すと複数の作業を自分で計画して実行するのがエージェント。賢さではなく任せ方の違いです。
1:40チェック1〜4:文書になっているかマニュアルの有無と更新、例外時のルール、新人が一人で回せるか。文書化されていない会社では、導入がマニュアル作成プロジェクトに化けます。
2:52チェック5〜7:失敗の影響範囲確認ポイントがあるか、社内向けから始められるか、お金や契約に触れないか。間違いも自動で実行されるのがエージェントです。
3:51チェック8〜10:会社の現在地チャットAIが半分以上に定着しているか、確認する文化があるか、相談できる担当がいるか。エージェントは建物でいえば2階です。
4:53判定と、その裏返しバツが3つ以上なら時期尚早。逆にほとんどマルなら「まだ早い」ではなく、今年始めるべき側です。
この回の要点
- エージェントは賢さではなく任せ方の違い。任せる側の準備が問われる
- 文書化されていない業務に入れると、導入がマニュアル作成プロジェクトに化けて頓挫する
- 間違いも自動で実行される。顧客へのメール送信や金銭処理から始めるのは論外
- 段階を飛ばした失敗は次の稟議を通らなくする。これがいちばん高くつく損失
AIエージェント導入チェック10項目
第二章から第四章の10項目です。バツが3つ以上なら時期尚早。そのまま社内の会議で使えます。
<業務が文書になっているか>
1. 任せたい業務の手順書・マニュアルがある
2. そのマニュアルは、半年以内に更新されている
3. 例外が起きたときの対応ルールが、文書になっている
4. その業務、新人が先輩に聞かずに一人で回せる
<失敗したときの影響範囲>
5. AIが間違えたとき、送信や実行の前に人間が気づける確認ポイントがある
6. 最初に任せる業務として、社内向けの業務を用意できる
7. お金や契約に直接触れない業務から始められる
<会社の現在地>
8. 社員の半分以上が、ChatGPTなどのチャットAIを業務で使っている
9. AIの出力を鵜呑みにせず確認する文化が、すでにある
10. AI活用の相談ができる担当者が、社内に一人はいる
<判定>
バツが3つ以上 → 時期尚早。買わない判断が正解
ほとんどマル → 「まだ早い」ではなく、今年始めるべき側
※バツが3つ以上だった場合の次の一手は、バックオフィスの足元整備です。
経理・人事・総務でチャットAIの成功体験を作ることが、2階に上がるための1階になります。