株式会社テックビズは2026年9月3日より、企業のAI活用における組織課題の解決と定着支援を目的とした「AI組織開発サービス」の提供を開始しました。人事領域のフリーランスマッチング事業「HRBIZ」の新たな支援メニューとして展開するもので、AI活用を組織文化として根付かせるための取り組みを一体的に提供します。
サービス提供の背景
近年、プライム上場企業における生成AIの導入率はデロイト トーマツグループの2025年調査によると約95.6%に達しており、多くの企業でAIツールの導入自体は進んでいます。一方で、導入後に一部の従業員しか使いこなせない、研修をしても実務に定着しない、既存業務にうまく組み込めないといった課題を抱える企業が少なくありません。こうした定着面の課題には、推進担当者の兼任状態や成果指標の不在といった組織的な要因が関係しているといいます。
支援内容の特徴
本サービスは「育成」「運用」「人材」の3機能で構成されます。社内でAI活用を推進する「AIエバンジェリスト」の育成、活用度や事業への影響を測るKPIの設計・運用体制の構築、さらに独自のAIツール開発が必要な場合にはエンジニア人材を提供する仕組みです。人事・組織開発の知見とITエンジニアのネットワークを組み合わせることで、組織開発とツール開発人材の両面から支援できる点が特徴とされています。
サービス設計には、一般社団法人AICX協会の代表理事で、生成AIやAIエージェントの企業活用に詳しい小澤健祐氏が携わっています。50社以上のAIエージェント導入支援で得た知見をもとに、各社のAI活用状況や組織課題に応じた支援内容を組み立てるとしています。
導入前の可視化と関連イベント
支援開始前には、無料の「AI活用状況診断」を実施し、独自の指標で企業のAI活用度をスコア化します。現状の課題を洗い出したうえで、活用が見込める業務や開発可能なケースを整理し、投資回収シミュレーションを行うことで、費用対効果を見通しながら支援内容を設計できるとしています。
サービス提供開始を記念し、テックビズとAICX協会の共催で「AI組織変革Night vol.1」を9月29日19時から21時30分まで、恵比寿ビジネスタワー1F STUDIO VIZZ EBISUで開催します。AICX協会の小澤健祐氏やテックビズHRBIZ事業責任者の藤村大輔氏らが登壇し、参加費は無料、定員は最大30名の抽選制となっています。
発表では、サービスの価格や契約期間については触れられていません。
