WHITE株式会社は、法人向けAIエージェントサービス「AISAKU」を展開する企業で、2026年9月3日に新サービス「AISAKU+(アイサク プラス)」の提供を開始したと発表しました。対象となるのは、情報漏えいへの懸念から社内での生成AI利用を禁止・制限している企業です。クラウド型の生成AIサービスは社外のサーバーにデータを送る仕組みが前提となるため、機密文書や個人情報、設計図面などを扱う部門ほど導入を見送るケースが目立つとされています。AISAKU+は、こうした「社外に出せない」という条件を制約ではなく設計要件として捉え、データを外部へ送信しない構成のAIアプリケーションを自社サーバー内や閉域ネットワークに構築するサービスです。

4つの形態から業務に合わせて構築

提供されるAIは、チャット画面での対話型に限定されません。人が操作しなくても決まった時刻に自動で起動し、情報収集や書類チェック、データ集計、異常値のアラート通知などを完了させる自律実行型、入力項目と出力フォーマットが定まった業務向けの業務アプリ型、既存の基幹システムやサービスの内部に組み込む組み込み型を含む4形態から、業務内容に応じて選択・組み合わせが可能です。設置環境もクラウド、オンプレミス、閉域ネットワーク、プライベートクラウドから選べ、利用チャネルも専用Web画面のほかLINEやSlack、Teams、社内ポータルへの組み込み、画面を持たない自動実行型まで対応するとしています。

契約後すぐ使える「AISAKU」との違い

WHITEはすでに、契約後すぐに利用を始められるパッケージ型のAI社員サービス「AISAKU」を提供していますが、AISAKU+はこれとは別のサービスと位置づけられています。AISAKUが月額定額でクラウド上の既存機能を使う形式であるのに対し、AISAKU+は業務・データ・画面まで白紙から設計し、初期構築費と月額運用費による個別見積りで提供されます。導入の進め方は、無料相談による課題整理から始まり、要件定義・設計、開発・テスト・導入、稼働後の運用・改善までを同じチームが担当する4段階の流れです。小規模な範囲で構築して効果を確認しながら、対象業務を広げていく進め方に対応するとしています。要件次第では他社のパッケージ製品を推奨・導入支援する場合もあるとしており、どちらが適するかの判断も無料相談で受け付けるとのことです。

価格や対象範囲について

初期構築費には課題整理から要件定義、設計、開発、テスト、既存システム連携、導入支援までが含まれ、月額運用費には稼働監視やナレッジ更新、精度改善、問い合わせ対応などが含まれるとされています。具体的な金額は構築する機能や連携先、データ量によって変わるため、発表では公表されていません。また、対象業種や導入までの標準的な期間についても、今回の発表内容では明示されていません。